サラリーマンの本領はまだまだこれから鍵となるシステムコーチ的視点

サラリーマンという仕事はもうなくなる

先日、ユニクロの柳井氏がこのように発言し、メディアを賑わしました。

終身雇用・年功序列をベースとした従来の日本型雇用システムはもうなくなるという趣旨の中で、そのシステム下で働く人=「サラリーマン」というものが語られていました。

実際、「サラリーマン」というと、高度経済成長期時代の産物のような古いイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。

しかしその定義が「サラリー(給料)をもらって働く人」だとすると、今も日本の働く人の3人に2人はサラリーマンになります※1

第10回目となる「システムコーチとして生きる人々」は、そんな「サラリーマン」に特別な熱い思いを持ったシステムコーチです。

自分らしさを犠牲にして組織のために身をささげるーー。

そんなイメージの強い「サラリーマン」ですが、それとは対照的に「一人ひとりのポテンシャルが発揮されている」生き生きとした姿を知っているという今回のゲスト、A次郎さん。

日本の経済が右肩上がりで成長していた時代を知らない社会人3年目のゆいぽんと一緒に、その姿をシステムコーチの視点から探しに行きます。

サラリーマンに強い思いがある 

ゆいぽん:「システムコーチとして生きる人々」へ、ようこそいらっしゃいました。

システムコーチであるCRR Global Japanファカルティを一人ずつお呼びして、システムコーチってどんな職業?どんな世界観や価値観を大事にしているの?といったことを、じっくり対話形式で深堀りしていく企画です。

社会人3年目の私の視点から感じたシステムコーチングやシステムコーチたちの世界観の面白さ、気になるところなどを探求していきますので、その視点を一緒に楽しんでいただければということで・・・。

ありがたいことにですね、今日でこの企画も10回目を迎えました!!

A次郎さん: わー、ありがたいな。

ゆいぽん:早速ゲストのご紹介をしたいなと思うんですけど。A次郎さん、自己紹介お願いしてもいいですか?


A次郎さん:あ、ゲストなんだね。もう生まれて初めての「ゲスト」ですよ。いやー、こんな光栄な。
自己紹介?えーと、生まれからですか?


ゆいぽん:えっと、生まれからだと、それだけで・・・

A次郎さん:終わっちゃいますね。何から話そうかな。あ、泉英次郎(A次郎)といいます。

普段はサラリーマンをやっておりまして、メーカーで組織開発をやっています。人事部と経営企画部がありますけれども、その間ぐらいの感じ。「会社をよくしよう」っていう、そういう部署にいます。

CRRに参加して1年ちょっとぐらい。ワークショップのリーダーをやっております。家族は奥さんと中学生の息子と小学生の娘と、猫が1匹おります。

ゆいぽん:ありがとうございます。

じゃあ、私も。齋藤悠衣(ゆいぽん)です。 CRR Global Japanさんとは、マーケティングなどで外から一緒にお手伝いさせていただいております。そして、私自身システムコーチングを学び中の現役バリバリの生徒でして。「システムコーチとして生きる人々」という文脈の中では、私もそんな人生を少し歩き始めたところです。こんな2人で、今日はお届けしていきたいと思います。

A次郎さん:よろしくお願いします!

ゆいぽん:今回は「サラリーマンのポテンシャルに光を向ける」というテーマです。A次郎さんはサラリーマンに強い思いがあるってお聞きしているんですけれども。そのあたりの経緯から伺ってもいいですか。

みんなキラキラ輝いていたのに

A次郎さん:そうですね。僕は90年代後半に社会人になったんですが、1社目に入った会社がめちゃめちゃエネルギーに溢れてる部署で。

商社で、僕が配属されたのは首都圏のマンション開発を行なう部署。まだ日本経済がおかしくなる前で、会社も勢いがあったし、とにかくみなみさんめちゃくちゃ元気だったんですよね。

そういう時代がずっとあったんですけど、バブル崩壊で経済がおかしくなっていって。うちの会社も実は僕が入って半年後に1000億以上の損を出して、 そこから会社がおかしくなっていった

もともと商社って、自分のロマンを追い求めて入る人が多くて。日本のために頑張ろうとか、アフリカ行って何か新しいことやろうとか、そういう熱い思いを持ってる人がいっぱいいるんだけれども。

現実、お金が回らないので来月キャッシュフローいくら出ますか、みたいなそういう話がどんどん増えていって、会社が生きるか死ぬかみたいな中でだんだんギスギスしていった。

最初の頃の、熱い思いで一致団結して同じ方向に向かっていた雰囲気を知っているだけに、それが削がれていくのを見ながら、もったいないっていうか、なんとかしたいなっていう思いが強くなって・・・。

あ、「うちの会社のこと言われてるよ」って(ウェビナーのチャットに)コメントいただきましたけど。

そう!こういう会社、いっぱいあると思います。

ゆいぽん:その「もったいない」という思いに共感するコメント、けっこういただいていますね。

「まだ経済がおかしくない頃」っておっしゃっていましたが、私は正直(年代的に)おかしくない頃っていう感覚を持っていなくて・・・。

A次郎さん:そうか。じゃあまずその頃の「ポテンシャルが発揮されている状態」がどんなのだったのかをちょっと話してもいいかな。

ゆいぽん:ありがとうございます。

A次郎さん:僕が社会人になる一年前の97年は、山一證券っていう「あんな会社が潰れるの!?」ってところが潰れちゃった。そんな時代でした。

そしてその翌年にうちの会社も1000億以上の損失を出し、4年後ぐらいに他の商社と合併しました。

でも入社した当時、うちのセクションは「マンション立てたら売れる」みたいな状況だった。

売れるし、商品企画とかも面白いし、なんかそういうすごくポジティブな風がわっと吹いてる感じで楽しかったですね。

僕の指導員とは寮が一緒で、部屋の斜め向かいに住んでいたので、 朝ぽっと会おうもんなら一緒に朝ご飯食べて、1時間電車乗って、会社で隣の席座って、外出一緒にして、寮に戻ってからも・・・。

ゆいぽん: もうなんか24時間一緒みたいな感覚ですね。

A次郎さん:ほんとにね・・・いや、正確には19時間ぐらいでしょ。

ゆいぽん:あっ、そうか(笑)。

A次郎さん:その時の組織の仕組みは、終身雇用でみんな寮に入って、そこで縦斜めの関係性が作られていって。仲が良くて志も高い仲間たちが世界各国で頑張ってるみたいな。

みんな将来駐在して、一緒に世界を、そして日本を良くしていくみたいな。僕はまだぺーぺー(若手平社員)でしたが、先輩たちを見てると、「あー、なんかキラキラしてるな」みたいな。

ゆいぽん:98年っておっしゃいましたか?

A次郎さん:98、99、2000年ぐらいまでかな。その辺からおかしくなったけど。 

ゆいぽん:そうなんですね。私、97年生まれなんですが。

A次郎さん:やめて。そうなんだ。

ゆいぽん:自分が生まれたのって、そういう時代だったんだって。

A次郎さん:ちょうどバブルが終わって、 なんかこう、次の大きなマグマが湧き起こるその直前みたいな感じ。時代としてはそんな背景があった気がしますね。

でも、それまでの仕組みがうまく機能しなくなってきたというか。入ってくる社員の望んでいるものに合致しなくなってきたっていう感じはしたかな。

ゆいぽん:そういう変化を感じたんですね。

あれ、おかしいな

A次郎さん:非常に鮮明に覚えてる、とある出来事があって。会社が合併したんですが、僕のいた不動産部門はお互い同じぐらいの規模の会社で、現場レベルではお互いリスペクトしてる感じがあって。

でも、優秀な若手がポンポン辞め始めたんです。「あれ、おかしいな」と思って。

当時の部門のトップの人に、僕と同じ世代の5人くらいと対話しましょうって持ちかけました。

そこで「若手で優秀な人がいっぱいやめてるんですけど、どう思うんですか」って聞いたら・・・

「いや、まあ辞めたらまた補充すりゃいい」みたいな。

すごいさらっとした感じで。
そこでちょっと僕、キレてしまって・・・。

なんか社員を機械のように取り替えりゃいいみたいな、そんな感覚で言われた気がして。

すんげぇ言い返して、向こうもなんか怒り始めて。
お互い顔真っ赤にしながら立ち上がって「わーっ!!!」って言い合った。

 そんな経験があって、「あ、なんかこれおかしいよな」って思った。

そこで「会社をもっと良くしたい」って思いが芽生えて、人事部に異動させてもらいました。

ゆいぽん:温厚なイメージが強いA次郎さんがそんなにカッと怒ったって・・・。なんかそこにA次郎さんの熱があるんですね。

A次郎さん:うん、僕は今まで7-8個ぐらい部署を異動してるんですけれど。もう行く場所行く場所、現場レベルでは雰囲気よくって。自分はずっと楽しいサラリーマン生活を送ってこれているんです。

だからこそ、これが会社の仕組みとか、リーダーの考え方次第でおかしくなるのってやっぱ変だなというか。やり方をうまくやれば、もっとこんなもんじゃないのになって思うことが結構あったりして。

うん、そこなのかな。もったいないなっていう。

ゆいぽん:今日繰り返して出てきますね、「もったいないな」。

そこにどんなことを願ってるんですか。

組織にとって大切な2つのこと

A次郎さん:1つは、その人らしさが出てほしいなって。

「あー、〇〇さんみたいだな」っていうのが出てくるといいなと。僕自身も、「あ、なんか今の俺っぽかったかな」みたいに思えると、 けっこう充実感を持って(仕事)できてる。

ゆいぽん:へー。ちなみにどんなところが「自分っぽかったな」と実感するんですか。

A次郎さん:え、ちょっと恥ずかしいな。僕、学生の頃テニスやってたんですけどね。

僕のテニスって、あんま上手くないんすけど、とにかく相手の嫌なところに普通じゃないやり方で行って、相手がなんか自分で混乱して負けるみたいな。そういうすごくいやらしいテニスをしてたんですけど(笑)。

終わった後、後輩とかに「なんか今の試合、泉さんっぽかったですよね」って言われると、すごい嬉しい。あと一応僕、関西人なんで。ボケがさく裂する時とか。

ゆいぽん:え、ボケがさく裂って・・・面白い!

A次郎さん:え、面白かったですか。今の?

ゆいぽん:うん。なんかボケがさく裂するって、いい上司かも(笑)。

A次郎さん:ま、数多く失敗はしてるんだけれども(笑)。 「あ、今のボケヒットしたな」と思う時は、なんかすごく自分らしくいられている1つのパラメーターな気がします。

ゆいぽん:「自分らしくいられてる」っていうのも、サラリーマンのポテンシャルが光ることのヒントになりそうな気もしました。

A次郎さん:ですね。もう1つはお互いの思いが見えてきて同じ方向に向かえると、関係性っていうか距離感がぎゅっと縮まる感じはあるかな。

ゆいぽん:思いが見えてくる。

A次郎さん:例えば、人事に異動した時僕はチームリーダーだったんだけど。若い3-4人と「うちの会社をこういう風にしたい」って、夜中までとことん話し合った。そういうプロセスも必要かなと。

まずキャラが出るような仕組みなり環境なりを作って、そしてみんな言いたいこと言えるような雰囲気づくりをしていって、だんだんと自然に一体感ができ始めた感覚かな。今思うとね。

ゆいぽん:いいですね。言いたいこと言えるってすごく大事だと思います。

A次郎さん:うん、そこが全てだと僕思うんすけどねえー。
言いたいことが言えてないって、お互い不信感が募っていくし、健全じゃないっすよね。

対話を通して土壌を耕す

(コメントから)「オープンに発言が許される職場を作るコツをお願いします」

そうだよな・・・まぁちょっと月並みですけど「聞く」っていう、そこが第一歩な気がしますけどね。最後までちゃんと聞く。

ゆいぽん:いや、ちゃんと聞いてくれてるってすごくありがたいなって思う。私の世代は何か発したところで、場が変わるとは思えないというか。スポーンと横ヤリ一つで新人の意見なんてポキってなるんじゃないかって。だから喋らないっていう選択肢を取ることはよくあるかもしれないなと思いました。

A次郎さん:なるほど。僕の体験でいうと、アシスタント役っていう細かい事務作業とかを全部一手に引き受ける人がいて、そういう人ってだいたい会議でほとんど発言しないんですよね。

でもね、そういう人に意見を聞きに行くと、素晴らしい発言が出るんですよ!やっぱ一番現場でリアルに分かってるっていうのもあるし、僕はその声がチームとしてはすごく大事だなと思ったりしますね。

そういうのが言えるような雰囲気だとね。だいぶ変わるんでしょうけど。うん。

ゆいぽん:発言しやすい雰囲気が大切っていうのは、システムコーチングに出会う前から気づいていたんですか。

A次郎さん:うーん、いつ頃かな。

会社っていうのは、株主が一番偉いんだっていう風潮に世の中がなっていたんだよね。利益を上げて、その利益を株主に配当するのが大事だから、お金が中心なんだみたいな。

でも実は対話こそが、わかりにくいけど一番大事なんじゃないかなっていう思いが生まれ始めたんだよね。人間らしい対話が欠けてんちゃうかなみたいな。

ゆいぽん:なんか、冒頭の「人を機械のように見てるんじゃないか」という怒りがあったのとすごく話が繋がってきたような感じがして。

A次郎さん:そうそうそう。

ゆいぽん:「健全な関係性」とかも繋がってくるキーワードかなって感じがしました。

A次郎さん:そこって、数字で見せられないんでね。

ゆいぽん:仕事をする下のベースを整えるっていう意味で、そこにもっとポテンシャルがあるんじゃないかって、A次郎さんずっと話してるのかなって。

A次郎さん:いやまさにそうですね。その土壌をきちんと整えさえすれば、あとは勝手にみたいな。

システムコーチング=チームの土壌を良くして、耕し直す。そんな感覚があるので。

会社を良くするためにこのシステムコーチングっていう手法が大きな武器になるだろうなという感覚はやっぱずっとあって。

ただ僕の現状もお伝えしておくと、今の会社の中でシステムコーチングをまだ仕組みとしては導入はできていなくて。ただ直感的に今の会社にめっちゃ必要だなと思っていて、ここからどう展開していこうかっていう状況です。

仲間がいると、全然違う

ゆいぽん:まさに今、組織の中に広めていこうという志を持ってる方もいらっしゃる中で、ファカルティーも実際に奮闘しているという話を聞けるのは、すごくリアルで仲間意識が生まれるというか。

A次郎さん:そうですね。仲間という話でいくと、前の会社ではぐいっと動くような仲間が増えなくて。コーチング研修っていうのを何回か導入したけど、結局仕組みにできなかった。

一方で今回は周りにかなり強力な仲間がいて、 やっぱこう仲間がいると全然違うなって。

「一緒に何かやる感」がぐわっと出て、仕事の合間のそういう時間が楽しくて楽しくて。

やっぱり新しいことやるのは1人がいくら頑張っても限界があって、仲間を1人見つけるだけでも全然違うなという気はしますね。

ゆいぽん:関係性システム(会社・組織)に対して働きかけるのであれば、こっちにも関係性システム(仲間)をこうやって作っていく必要があるんですね。そうすると、機能の仕方が違ってくるんだろうなって。

A次郎さん:全然違うと思う。本当におっしゃる通り、うん、全然違うな。関係性の持つポテンシャルなんだろうね。

ゆいぽん:チャットの方もすごい共感いただいてますね。

A次郎さん:ありがとうございます。いや、僕、子供の頃からゴレンジャーとかの戦隊モノが大好きで。仲間みんなで協力して倒すみたいなね。みんなカラーがあって、みんな持ってる武器が違うんですよ。

ゆいぽん: 確かに。

A次郎さん:カレーばっかり食べる3枚目がいれば、キザな2枚目がいたりとか。
組織でもそういうのが浮き出てきて、一緒になれば。そういうのに憧れてんだろうな。

ゆいぽん:なんかそういう子供の頃の心って、今のサラリーマンや大人の世界にも必要な何かなのかもしれないですね。

A次郎さん:そうなんですよね。いや、巨大ロボ倒せないっすよね、1人じゃ。でも5人だと倒せちゃう。

ゆいぽん:面白いな。桃太郎じゃないけど、仲間集めのプロセスが必要ですね。

コメントの方もすごい盛り上がってますね。「ORSCは実は戦隊モノだった!」とか、自分が好きだったシリーズをいろいろ挙げてくださったり。皆さんも戦ってるんですね。 

A次郎さん:あー、なんかすごい勇気をいただきますね。

「何がおかしいのか」が見えてくる

(コメントから)「これからシステムコーチを目指す者にメッセージお願いします」


――僕は、システムコーチングって今の世の中をガラッと変えてくれるパワーとポテンシャルを持ってると思うんです。

バックボーンにあるいろんな理論がいちいち刺さるっていうか。 

「あー、そうだよね、そうだよね。だからこうなってるんだよなー」みたいな。

世の中とか会社組織とかが、なんかおかしな方向に行ってるなと思う時に、

「いやいや、ここはこう見ないといけないよね」とか、
「ここ見ましょうよ」とか、
そういう形で関わっていく。

しかも自分たちで気づいて動くっていうのがポイントな気がするな。
何を熱く語ってるんだろう、僕は。

ゆいぽん:すごくいいお話。

A次郎さん:マジっすか。

ゆいぽん:表現されていないけれども、「何かおかしいな」ってことに気付いてる人って、たぶん世の中にたくさんいると思うんです。

だけど、「何がおかしいのか」ってわかんないから言えないんですよ。なんか気持ち悪いんです。

でも真剣な会議の場で、「それのロジックはなんですか」って言われて「直感です」って言える空気のある会議室ってたぶんそんなにないと思っていて。

そこでシステムコーチングを学ぶと、 いろんな理論を背景に「あー、だからこれなんか気持ち悪いんだ」って、今までの経験とか関係性で「あれ?」って思ったことの理由が少しずつ見えてくるんじゃないかなって。

私も今学びながら実践しながら、そう感じるので。


それを実践する段階でも、無理やり何かさせるのではなく、「はっ」て気づいてもらう。

「ここじゃなくて、こっちなのか」って方向転換ができるようになるっていうのが、たぶんシステムコーチングの一番の根幹みたいなところなんだって。

A次郎さん:あー、ありがとうございます。ゆいぽん、今日イチのテンションの高さでしたね!

ゆいぽん:今、ガチで学びを取りに行ってる最中なので!

A次郎さん:そうやね。いやー、なんか嬉しいな。

学ぶと世界が違って見えるというところで、痛みも見えてきたりするんだけれども。
じゃあ誰が一歩目踏み出して変えるんですかっていうと、まぁシステムコーチが踏み出すんだよね。

その一歩を踏み出すのがすんげえ怖い。勇気がいる。

そこはそれなりに自分を整えて、ちゃんとプランを練っていかないと、システムに飲み込まれちゃう感じはあるので。そこはやっぱもう勇気というか。

ゆいぽん:戦士ですよね、そういう意味ではシステムコーチも。

A次郎さん:戦士ですね。コーチは出しゃばるわけではないけれども、時と場合によってはきちんと権威を見せて、ぐっと持っていく必要もあるので。そういうリーダーシップみたいなものもすごく問われる気がしますね。

ゆいぽん:いやー、熱く語っていたら、もうあっという間に時間ですよ。

なんか今日は、私たちの話した内容にシナジーかのように皆さんのコメントが乗っかっていく様子をすごく見させていただいて。

A次郎さん:嬉しいっすね。これ。

ゆいぽん:いろんな人がいろんな現場で頑張ってるんだなって。各々の本音がこの場でもそうだし、チャットの中でも出ていって、すごくいい場だったなと思います。 ありがとうございました。

A次郎さん:ありがとうございました!

※1:総務省統計局の「労働力調査2021年」の調査結果から筆者が算出


次回のシステムコーチとして生きる人々は年明けの開催です。

2023年最初のゲストはCRRジャパンを立ち上げ、数多くのシステムコーチの育成してきた森川有理さん。
今回は「願いのリレー」というテーマを通じて彼女に宿る魂に光を当てて行きます。
地球に生きる人として、先人達の思いをどのように受け取り、次の世代へとそのバトンをどのような思いで渡しているのでしょうか。

2023年初めのシステムコーチとして生きる人々、お立ちあいいただけましたら幸いです。